知ってますか?省エネで快適な断熱リフォーム

こんにちは、加藤工務店です。

外気温の上昇とともにエアコンの冷房費が気になる季節。最近はエネルギー価格も値上がりしているだけにできる限り断熱効率の高い住まいを考える方も多いでしょう。そんなときに検討したいのが「断熱」のためのリフォームです。今回は、そんな断熱リフォームについての基礎知識やそれらに活用できる補助金情報をお届けしたいと思います。

断熱リフォームにはどんなものがある?それぞれを解説!

断熱リフォームは、夏場に限らず、冬の省エネルギーにも貢献し、通年健康で快適に過ごせるメリットがいっぱい。住友林業筑波研究所シミュレーションによる検証条件によると、天井や床、壁に断熱材を入れ、内窓を設置した住宅では、年間の電気代(8帖程度)が18,000円程度節約できるというデータもあります。ではどんな方法があるのかを見ていきましょう。

1.壁の断熱

※画像はイメージです

外壁、内壁、間仕切り壁などに断熱材を挿入します。グラスウールやポリスチレンフォームなどの素材が一般的です。

こんな人におすすめ!

・冷暖房が良く効かない

・隙間があり外気が入りやすい

費用感

1平方メートルあたり5,000円~15,000円程度。住宅全体の壁を断熱する場合、数十万円から数百万円に達することも。

工期の目安

部分的な断熱工事であれば1~2日程度、住宅全体の壁を断热する場合は1~2週間程度かかることが多いです。ただし、外壁の断熱工事は外壁の種類や状態によってはさらに時間がかかる場合があります。

2.床の断熱

※画像はイメージです

床下に断熱材を敷くことで、地面からの冷えを防ぎます。

こんな人におすすめ!

・足元が冷えやすい

・冷暖房が良く効かない

費用感

1平方メートルあたり5,000円~10,000円程度。床下全体を断熱する場合、30万円~100万円程度。

工期のめやす

1部屋の床断熱なら1~3日、全体となると数週間程度かかる場合もあります。

3.天井・屋根の断熱

屋根裏や天井に断熱材を敷くことで、熱が屋根を通じて逃げるのを防ぎます。

※画像はイメージです

こんな人におすすめ!

・上層階が特に暑い

・冷暖房が良く効かない

費用感

1平方メートルあたり2,000円~10,000円程度。屋根や天井全体の断熱改修で数十万円から100万円を超えることもあります。

工期のめやす

屋根裏のスペースや既存の断热材の状況により異なりますが、1~2日から長くて1週間程度が一般的です。

3.窓の断熱

窓の断熱には複層ガラスや内窓を設置して断熱する方法があります。

こんな人におすすめ!

・窓辺の冷えが気になる

・結露がある

・冷暖房がよく効かない

・複層ガラス(ペアガラス)

二重または三重にガラスを重ね、その間に空気層やガス層を設けることで断熱効果を向上させます。

※画像はイメージです

費用感

1窓あたり2万円~10万円程度。

工期のめやす

1つの窓の交換は数時間から1日程度。全体の窓交換が必要であれば2~5日程度かかることが多いです。

・内窓の設置

既存の窓の内側にもう一枚窓を取り付けることで、断熱性能を向上させます。

※画像はイメージです

費用感

1窓あたり3万円~10万円程度。全体的な費用は規模によって異なります。

工期のめやす

1窓あたり半日から1日程度。複数の窓に内窓を設ける場合、数日程度かかることが一般的です。

3.ドアの断熱

断熱ドアへの交換

断熱性能の高いドアに交換することで、玄関や室内の熱の損失を防ぎます。

※画像はイメージです

こんな人におすすめ!

・玄関まわりが特に暑い・寒い

・隙間から外気が入りやすい

費用感

1扉あたり10万円~30万円程度。高級な素材や特殊なデザインを選ぶと、それ以上になることもあります。

工期のめやす

1つのドア交換は1日以内で済むことが多いです。複数のドアの交換でも数日以内に完了することが一般的です。

※費用感や工期はあくまでもめやすの一つになります。住まいの状況や仕様、経済状況や気象などによって変動する場合があります。

リフォーム補助金にはどんなものがある?

2024年の国の補助金制度の例は3つあります。

・先進的窓リノベ2024事業

・子育てエコホーム支援事業

・既存住宅における断熱リフォーム支援事業

これらの補助金制度には対象となる条件等があります。また、受付も予算がなくなり次第終了となる場合もあるので計画的にスケジュールを組むのが良いでしょう。

これらについては以前のブログでも紹介していますのでぜひチェックしてみてください。

 

断熱リフォームを計画するときには、住まい全体の断熱性能を考慮し、プロの意見を取り入れることをおすすめします。また、自治体でも補助金や助成金制度を利用できる場合もあるので、お住まいの地域の情報をチェックすることもおすすめします。

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