こんにちは、加藤工務店です。日中暑いと思う日があったものの、ここへきてとても過ごしやすい気候になってきました。夜にはちょっと肌寒いかな?と思い始めるのもこの時期ですね。そろそろ暖房の準備をしなければと考える方も多いのではないでしょうか?そんな今回は、知っているようで知らない床暖房の知識をお伝えしていきたいと思います。
検討している方はぜひ参考になさってくださいね。
床暖房で解決できることはこんなにあります!
寒い日には暖房は欠かせませんが、こたつは足しか温まらないし、石油ストーブは換気が必要なうえ、場所を取るし、給油が大変だなと思うことはありませんか?また、エアコンは空気が乾燥しやすいほか、室内の上部ばかりが温まり、頭がぼーっとしてきたり、温まりにくく送風がホコリっぽくなったりしますよね。
床暖房はこれらのお悩みを一挙解決してくれる冬の救世主なんです!
□お部屋がすっきりして、掃除もしやすい
□面倒な給油やお手入れが不要
□足元からじんわり温め、部屋全体が均一にポカポカしてくるから空間が心地よい
□温風が出ない&湿度も下がらないから空気が乾燥せず、のどやお肌に優しい
□タイマーを活用すれば待ち時間ゼロ!朝からお部屋が暖かい
まだまだ、お悩み解決の要素はこれだけではありません!
もっと知りたい!床暖房のすごいところ
ではさらに切り込んで床暖房のすごいところをQ&A形式でご紹介していきましょう。
Q.床暖房だけで本当に温かいの?
A.部屋床面積の約6-7割を敷きつめることで主暖房として使用できます
Q.床暖房の寿命は何年くらい?
A.正しい使い方であれば30年以上使用できます
Q.低温やけどの心配はないの?
A.低温やけどは45度で3時間熱し続けるとなると言われていますが、温水式であれば、40度以上の温度に上がることはないため、低温やけどの心配を軽減します。電気式は高温になるので低温やけどのリスクがあります。
Q.水が床にこぼれても故障しない?
A.暖房設備そのものに大きな影響はありません
Q.ピアノや家具などを置いても平気なの?
A.床暖房対応のものフローリングを使用すれば大きな影響はありません
Q.床暖房の上にカーペットやラグを敷いてもいいの?
A.むしろ敷かない方が効果的です!
床暖房の「電気式」と「温水式」はどう違う?
実は、床暖房には大きく分けて2つの種類があります。
一つは、ガスや電気でお湯を作って床のパネルに循環させて温める「温水式床暖房」です。
電気式に比べてランニングコストが低く、温度ムラがないので広い部屋で使いたい人におすすめです。
一方、床のパネルに組み込まれた温熱帯で温めるのが「電気式床暖房」。
ランニングコストは温水式より割高ですが、一部屋だけなど一部分だけ床暖房にしたい場合におすすめです。
その他に、電気式と温水式の違いなどを一覧表にしてみました。
電気式 |
温水式 |
|
初期費用 |
〇安い |
△高い |
ランニングコスト |
△高い |
〇安い |
一部分だけの設置 |
〇可能 |
△不可 |
温まりの立ち上がり |
△遅い |
〇比較的早い |
温度調節 |
〇簡単 |
△やや難しい |
省エネ効果 |
△低い |
〇高い |
温度ムラ |
△あり |
〇なし |
接触面 |
△低温やけどのおそれあり |
〇低温やけどの心配は低い |
それぞれメリット・デメリットを見ながら、ご家庭に合った床暖房のタイプを見つけてみてくださいね。
床暖房ユーザーに聞いた「おすすめVOICE」
・素足で過ごしても温かい
・結露もせず、換気がいらないので快適です
・ほかの暖房器具は使用していません
・冷え性の人におすすめ!
・切った後でも温かさが維持できるのが◎
・空気が乾燥しない
・小さな子どもや犬がいても安全です
などなど、床暖房のいいところをたくさん紹介してみました。
リフォーム費用は電気式の方が安い傾向があり、約60~80万円、温水式は約80~100万円が目安となります。
※種類や設置する範囲・状況によって異なります
もちろん、エアコンやこたつなどの暖房に比較すると初期費用は掛かってしまいますし、短時間の使用には向いていないという面もありますが、生活の質を上げたいという方には一考の価値がある床暖房。ぜひ興味のある方はどんな小さなことでもお尋ねください!