こんにちは、加藤工務店です。
三寒四温のこの時期、暖かいと感じる日も増えて、少しずつ春の訪れを感じますね。嬉しさを感じる一方で、新生活が始まり、生活環境が大きく変わる春は気温の変動が多く、体のリズムも崩しがちに。疲れをリセットして気持ちよい1日を送るためには睡眠環境を見直すことも重要です。今回は心地よい睡眠のための寝室のリフォームアイデアをお届けしたいと思います。
心地よい睡眠に必要な要素とは?
良い眠りを誘うには寝具ももちろん重要ですが、リラックスできる「空間」に整えることも同じくらい大切です。
そのためには「温度」「湿度」「光」「音」「色」「収納」の環境を整えることが重要です。
人により差はありますが、大まかな目安は下記の通りです。
・温度 春18~22℃ 、夏 26℃以下、秋18~22℃、冬15~18℃
・湿度 通年で50~60%
・音 35~40デジベル(40デジベルは図書館の中程度が目安)
・光 真っ暗または月明り程度の暗さ
・色 落ち着きのある色
・収納 快適な生活動線と広さを感じる空間
ではリフォームでどんな環境に整えていけるかを見ていきましょう!
「温度」・「湿度」を維持できる断熱リフォーム
※画像はイメージです
「寒い」「暑い」、と眠りを妨げる要因となるのが「温度と湿度」。エアコンで調整することが多いかと思いますが、エアコンの風の向きで眠りを妨げてしまうことや、エアコンによる乾燥や冷え、冷暖房の効率の悪さなどの悩みは、断熱対策をすることで改善が可能です。夏は外の暑い空気が入ってくることを防ぎ、冬は寝室の温かい空気を逃しにくくなり、通年快適な温度を維持しやすく、湿度の大きな変動を軽減することができます。ガンガンにエアコンを稼働させなくて済むので、月々の電気代の節約にもつながります。
「音」の悩みはサッシやフローリングなどで対策
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先ほど温度・湿度の問題を改善する断熱リフォームについてお話しましたが、断熱リフォームには一定の「音」を軽減する効果もあります。
また、二重窓や防音ガラス、シャッターを設置することでも防音対策が可能です。また、フローリングは音を吸収する素材に変更するという方法もあります。
「光」対策は遮光カーテンやリラックスできる色味の照明がおすすめ
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遮光カーテンは外の明るさを遮蔽し、快適な睡眠ができる空間を演出します。
また、寝室の照明は、視覚への刺激が少なく、落ち着きがあるオレンジ系などの暖かさを感じる色味が適しています。眠りの前には部屋を明るくしすぎないように明るさをコントロールできる照明や、間接照明などを取り入れるのも良いでしょう。
「色」は心地よさを感じるものを選んで
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明るすぎる色や、圧迫感のある色などよりも落ち着きのある色味を選ぶようにしましょう。
ビビッドな色や、柄などが多いものよりもシンプルなものがおすすめです。
壁紙など、どうしてもアクセントが欲しいという場合には、一部分だけアクセントとなるものを採用するというのも一つの方法です。壁紙、カーテン、寝具など近しい色味でコーディネートすることでお部屋の統一感が出てより落ち着きのある雰囲気になります。
「収納」を充実させて快適で安らげる空間に
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箪笥や衣装ケースなどが寝室内を占拠しているとどうしても雑然とした雰囲気になり、圧迫感のある空間になってしまいます。
寝室の壁面に大型の収納を設けたり、ウォークインクローゼットを設置したりすることで、スッキリと落ち着きのある空間が演出できるとともに、リネン類などを効率的に入れ替えることができるなど、より快適な生活道線ができます。また、大型の収納を設けることで、衣類などの衣替えをしなくてもよいなど、多くのメリットも。ぜひ収納は大きめに確保してみてください。
また、眠る前の時間、読書やお肌のお手入れなどに使えるスペースを確保するのもおすすめです!
壁面にちょっとした棚を設けるだけで便利に使うことができますよ!
いかがでしたでしょうか?
今回は寝室のリフォームについてお届けしました。毎日の活力を養う「睡眠環境」。ぜひ、参考にしてみてくださいね!