こんにちは、加藤工務店です。
今年の秋は、雨が多いせいもありますが、例年よりも早く寒さを感じるように思います。慌てて冬物を引っ張り出している今日この頃ですが、皆さまお変わりなく過ごされていますでしょうか?今回は、そんな寒さを感じる季節に大活躍の「床暖房」について、その魅力をお伝えしていきたいと思います。
床暖房のあるくらしは安心・安全で快適
床暖房の良さは、何といっても足元からじんわりと温かく、部屋全体をまんべんなく温めてくれること。エアコンやファンヒーターの熱気は上へ上昇してしまう性質があるため、いくら温めても足元が冷たかったり、ファンヒーターの風が吹くところだけしか温かさを感じなかったりすることも多いのではないでしょうか?床暖房は輻射熱で部屋を暖めるため、電源を切った後も1時間くらいはお部屋が冷えにくいのも良いところです。
他にも床暖房のいいところをご紹介すると…
・空気を汚したり乾燥させたりせずに部屋を暖めることができる
・気流が発生しないのでホコリや花粉、ハウスダストが舞いにくい
・ストーブやこたつのように部屋に置くものがないので空間がすっきりし収納や掃除が楽に
・高齢者や小さなお子さん、ペットのいるご家庭でも火災や火傷のリスクが少なく安全
メリットはたくさんあるんです!
では、そんな床暖房にはどんな種類があるのか次で解説していきます。
床暖房の種類って?
床暖房の種類は大きく分けて2つ。温水式と電気式があります。
温水式床暖房
ガスや電気でお湯を作って床のパネルに循環させて温める方式です。
電気式に比べてランニングコストが低く、温度ムラがないので広い部屋や複数の部屋で使いたい人におすすめです。
ガス、電気、灯油など熱源の種類によってコストは異なります。
画像引用:リンナイHP「ガス温水式床暖房とは」
電気式床暖房
床のパネルに組み込まれた電熱帯で温める方式です。
ランニングコストは温水式より割高ですが、
1室だけなど部分的に床暖房にしたい場合におすすめです。
画像引用:パナソニックHP「床暖房システム:電気床暖房 フリーほっと 100Vタイプ/200Vタイプ」
ちなみに、リフォーム費用は電気式の方が安い傾向があり、約60~80万円、温水式は約80~100万円が目安となります。
※種類や設置する範囲・状況によって異なります
ほかにも、床暖房を既存のフローリングの上に直貼りタイプや、既存の床を剥がして張替えるタイプがあり、その内容によって費用が異なります。
既存のフローリングに直貼りするタイプの場合、既存の床材が床暖房に対応したものであるかの確認が必要となりますので注意しましょう。
床暖房のデメリットは?
床暖房のデメリットはどのようなものでしょうか?まとめてみました。
・初期費用がストーブやこたつ、エアコンより高い
・部屋の温度が上がるまでに時間がかかるため、短時間の使用には不向き
・床に熱に弱いものを置くときは注意が必要
・メンテナンス、修理の内容によっては費用が大きくかかる場合がある
このようなデメリットがありますので、よく検討しておくことも大切です!
とは言え、床暖房は一度設置すれば30年以上使用できると言われています。
ご家庭の予算や使い方に合えば、寒い時期を非常に快適に過ごせる強い味方になるでしょう。
床暖房節電のポイント
既に床暖房を検討している方に向けて、節電のポイントも教えておきますね。
床暖房は電源を付けたときが一番電力を使いますので、使用する際はあまりマメにつけたり消したりしないほうが電気代の節約に繋がります。
また、床暖房は輻射熱による暖房効果を発揮するので、スリッパをはかずに、カーペットやマット類は敷かないほうが温かさを感じることができます。
寒い冬も、お部屋の中では素足でもぽかぽか。そんな床暖房ライフを、楽しんでみてはいかがでしょうか?それでは今日はこの辺で!