こんにちは、加藤工務店です。
爽やかな秋らしい日を楽しめるようになりました。
この時期はエアコンを使う頻度も少なく、窓を開けて過ごしている人も多いと思います。そこで改めて気になるのは外からの騒音や、逆に自宅から発する楽器の音やペットの鳴き声ではないでしょうか?今回は、そんな「音」を気にせず暮らせる窓のリフォームについてお届けします。
音が「うるさい」と感じるレベルはどのくらい?
人が快適に過ごすための音量レベルの基準として使われているのがdB(デシベル)です。
日中では45dB以下、夜は35dB以下が理想的といわれています。
わかりやすく例えると、35dB以下は深夜の郊外、人のささやき声程度の音量で、40〜50dBはオフィス、図書館などの音量です。
65dBを超えるとうるさいと感じるレベルで、これは繁華街や商業施設の中くらいに相当します。
ですので、自宅周辺が賑やかなエリアだったり、線路のそばや幹線道路に面していたりすると、気になってしまうレベルかもしれません。
窓の気密性が防音のポイント!いろいろある対策法
音は、空気を伝わって聞こえてきます。また、音は隙間から漏れるものなので、気密性が高まると音が伝わりにくくなります。内窓の設置や、複層ガラスにするなど、窓の気密性をアップさせることで防音効果は高まります。
内窓の設置
※画像はイメージです
10dB音のレベルが下がると、元の音の半分に感じるといわれますが、5mm厚以上の内窓を設置すると、約15dBの減音効果があります。つまり、5mm厚以上の内窓を取り付けることで体感の騒音レベルが、約半分に軽減できるということですね。
複層ガラスの設置
※画像はイメージです
また、2枚の合わせガラスに特殊な中間膜を挟み込んだ複層ガラスに取り換えるのも一つの手です。内窓に比べて遮音性は少し劣りますが、既存の窓ガラスからの交換もできるというメリットがあります。
防音対策重視の場合
徹底的に騒音対策をしたい場合は、内窓や二重窓(サッシ)などにリフォームして、既存の窓の内側に樹脂製サッシレール枠を設置するという方法もあります。
サッシを全部取り換えるには壁を切ったりすることもあり、工期は2-3日必要でコストもその分かかります。
内窓や二重窓(サッシ)の取り付けの場合は、1つの窓につき数時間程度で施工が完了するのでコストもそのぶん安くなります。
防音リフォームはほかにもメリットがいっぱい
窓リフォームは防音だけではなく、これからの寒い時期にも断熱効果を高め、結露なども軽減できます。夏場も外気を遮断し、エアコンの効きを高めてくれるので、年間を通してさまざまなメリットが期待できます。
先進的窓リノベの補助金活用も
前回の記事でも述べましたが、国が実施する住宅省エネ2023キャンペーン「先進的窓リノベ事業」の補助金を活用できる場合があります(条件があります)。
住まいの断熱性を高め、省エネやCO2削減を目的に行うこの補助金制度は、二重窓などへの切り替えも対象です。
詳しくは過去のブログ記事をご覧ください。
画像出典:経済産業省・環境省「住宅省エネ2023キャンペーン」HP 先進的窓リノベより
国の予算の上限に達したら申請は終了となりますが、2023年10月15日の時点で戸建住宅70%、集合住宅77%と、まだ若干の余地がありますので、検討される方はお急ぎくださいね。2週間前よりちょっとずつ残枠が減ってきていますのでお早めに!
加藤工務店は工事施工者として事務局に登録していますので、ご予算やご希望に合わせて提案いたしますのでお気軽にご相談ください。