こんにちは、加藤工務店です。
最近は雨が降ることが少なく、晴れが多いのは活動するのに良いのですが、空気の乾燥による火災の多さが気になるところです。
実際に最近、火災のニュースを目にすることが増えました。先日のYahoo!ニュースによると、平塚市では2024年の火災・救急・救助の件数が3年連続で過去最高を更新する1万7288件もあったそうです。川崎市も火災件数は10年間で最も多いとのこと。気をつけていきたいですね。
今回は火災を少しでも減らせるような日々の対策と火災に強いリフォームについてお届けしていきたいと思います。
すぐにできる火災対策とは?
火災を起こさないために、日ごろから気をつけていきたいことについてまとめてみました。
ほんの少しの意識から、大きな火災を防ぐことができるので、ぜひチェックしてみてください。
【家の中編】
・コンロを使う時は火のそばを離れない、コンロはまめに清掃を
・コンロやストーブの周りに燃えやすいものを置かない
・コンセントまわりは埃を払い、不必要なプラグは抜いておく。タコ足配線はしない
・寝たばこをしない、させない
・出かける前、寝る前に必ず火元をチェックする
・整理整頓・掃除は定期的に行う
・コンロやストーブは消し忘れ機能や誤作動を防ぐ安全装置が備わっている製品を選ぶ
・消火器などを各階に常備しておく
・火災保険への加入・見直しを行う
・住宅用の火災報知器の設置と定期的な点検・交換をする
2006年以降に建てられた新築住宅には火災報知器の設置が義務付けられていますが、それ以前に建てられた住宅にも取り付けて火災対策をしましょう!
【家の外編】
・家の周りに段ボールや古布、灯油など燃えやすいものを置かない
・放火や防犯対策でセンサーライトの設置や、セキュリティシステムの導入を検討する
・雨水貯留タンクを設置する
・火災時に自動で消火剤が出る住宅用自動消火器などを設置する
・日頃から避難経路の確認を行っておく
・避難器具のそばやマンションなどの隣家との間仕切りにものを置かない
・地域の防災訓練などに参加して地域の連携を深める
ちなみにですが、庭の生け垣があると、何もない場合よりも延焼を防ぐ働きがあるそうです。緑も火災予防に役立つということも覚えておくと良いですね!
火災対策のリフォームとは?
※画像はイメージです
【住宅設備】
・IHクッキングヒーターなど、火を使わない設備に変更する
・安全装置付きガスコンロに変更する
【内装材】
・耐火性能や防炎性能のある壁紙やカーテンを使用する
・下地材に不燃材料や準不燃材料を使用する
・軒下材は耐火性能のあるものを使用する
【外壁塗装】
・木材や可燃性の外壁に防火塗料を塗布する
・セラミック外壁やガラス繊維強化コンクリートなどの耐火性の高い外壁材を使用する
・レンガや石材・タイル・サイディングなどの耐火性の高い外壁材を使用する
・防火性能の高い屋根材を使用する
【窓ガラスのリフォーム】
・熱や風に強い二重窓にする、防火性能の高い窓ガラスに交換する
もしも火事になった時は火が小さい時は簡易消火器などで鎮火をすることも重要ですが、何よりも落ち着いて行動することが求められます。いざという時に慌てないためにも、火事を起こさないためには、日ごろからのシュミレーションや準備で備えておきましょう!