この冬、給湯器が品薄!故障を防ぐポイント教えます

こんにちは、加藤工務店です。

前回のブログでは原料高騰によるLIXILの住宅設備機器の値上げについてお知らせしましたが、今度は「給湯器」の不足が報じられました。冬は特に給湯器が故障しやすい時期。寒い時期にお湯が使えなくなるのは避けたいですよね。

今回は、今お使いの給湯器を、寒さで故障させないようにするためのポイントをお伝えしていきます。

そもそも給湯器はなぜ品薄に?

12月7日発表された給湯器メーカー大手・ノーリツのニュースレターによると、「今年の冬は、コロナ禍の影響で部品の生産に支障が生じているため、例年以上に給湯器機の故障や破損への注意が必要」との呼びかけがありました。

現在、様々な工業用品の生産が遅れていますが、給湯器もその例にもれず…。給湯器の部品工場があるベトナムでのロックダウン、中国の計画停電などが生産量の減少に繋がっています。

生産正常化のめどは?

現在、世界的に樹脂などの素材や、中国の電力不足などで、工場の正常稼働が厳しい状況にあり、年内は正常化しないままの可能性も高く、年明けの流通量にも影響が出てきている状況です。時に冬場は給湯器の需要が多い時期。また、年度末に向けて新築住宅の竣工数も増えるため、1月~3月は品薄が続くと予想されています。

給湯器が品薄なら、故障させない工夫で乗り切りましょう!

実は、冬は夏に比べて給湯器の故障や破損が約3割増えると言われています。その原因の主な理由は「凍結」によるもの。

給湯器そのものは、気温が下がっても安全装置で凍結を防ぐ仕組みになっていますが、給湯器まで接続している配管の凍結まではカバーできないのです。

また、凍結のほかにも「不完全燃焼や異常着火」よる故障がありますが、これは、雪などで給湯器の給気口が塞がったまま使用するなどが原因だったりすることも。

ですので、この時期の故障を防ぐには

□配管の凍結を防ぐ

□給湯器の給気口が雪などで塞がらないようにする

ことが重要です!

故障予防で実践したい4つのポイント

では、具体的にどんなことをすればよいか解説します。

①寒波の予報が出たら配管を凍らせないように

・お風呂の蛇口をほんの少しだけ開けてごく少量の水を出しっぱなしにしておく

・追い炊き機能のお風呂なら、浴槽に残り湯を溜めたままにしておく

②給湯機器のプラグは抜かない

・外気温が下がった時、給湯器の安全装置が作動できるように電源はそのままにしておく

③凍結してしまったら

・気温が上がって自然に溶けるのを待つ

・破損の恐れがあるので給湯器や配管に熱湯をかけたりしない

④雪が降り積もったら

・給湯器の給気・排気口の積もった雪を取り除く

出典:ノーリツHP 冬季における給湯機器の破損・故障に関する注意喚起 (2021年12月7日)

特に1月~2月の外気温が0度以下になる日はご注意くださいね。

ノーリツでは公式Twitterや「NORITZ マイページ」で寒波が訪れるタイミングに呼びかけも行っていくそうです。

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ノーリツをはじめとした給湯器メーカーでは、納期遅延を解消できるように全力で取り組んでいるのと、また経済産業省と国土交通省が連名で「家庭用給湯器の供給遅延への対応について」要請文を発出するなど、安定供給に向けての動きもあります。ですがまずは、この冬、給湯器を故障をさせない工夫で乗り切っていきましょう!

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