シニアのための優しい家にシフトチェンジの第一歩

こんにちは、加藤工務店です。

暑い日が続いていますね。今年の夏休みは皆さまいかがお過ごしの予定でしょうか?

実家に帰省するご家庭、子どもたちを迎え入れるご家庭、それぞれいらっしゃるかと思います。お互いの元気な姿に安心しつつも、年を重ねるとともに住まいのつくりに不便を感じたり、将来を見据える住まいについても考えさせられたりすることもあるかもしれません。

今回は、シニアに優しい住まいのリフォームをテーマにお届けします。家族がふれあうこの時期、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

シニアに住みやすい住まいとは?

歳を重ねると、体力が落ちてきて足腰が弱るなど、つまずきやすくなったり、これまで普通にできたことが負担に感じたりするようになり、いろいろなことへのハードルが高くなります。それにともない、「移動」「外出」などがおっくうになってしまいがち。ますます引きこもりがちになると、余計体力や気力が低下しまうことも。

そのためにも、家の中の「ちょっとしたハードルを下げてあげる」のがシニアの方の住みやすい家づくりの第一歩です。

手すりを付けることで安全性が高まり、移動も楽に

玄関や、階段、トイレやお風呂場などに手すりがあると、かなり生活が楽になります。実際高齢でなくても、湯船から立ち上がる時や靴を履くときなど、ちょっと掴まれるものがあると違いますよね。

高齢者のケガはの原因には転倒による骨折などが心配です。まずは手すりを付けて行動をしやすくしてあげるのが第一歩です。

つまずきにくい空間づくりでスムーズな動線を

部屋と部屋の敷居部分の段差や、トイレ、浴室などの段差などは、転倒の原因になるほか、車いすなどで生活する場合に小回りが利かず、動くことがおっくうになる原因になります。段差がなければ自立して動きやすくなり、他の人に手伝ってもらわなくて良いと、ご本人の気持ちもとても楽になる場合もあります。

また、年を重ねると家の中に使っていないものも増えてきます。使わないものを片付けて、広々した空間を確保することも大切です。

浴室のリフォーム時には浴室暖房を入れると安心

冬場の入浴は、寒暖差によるヒートショックなどが心配されますので、浴室と更衣室の温度差を少なくすることが大切です。

浴室暖房を設置することでヒートショックの危険性を軽減することができます。また、浴室暖房には乾燥機能や洗濯物の乾燥ができるタイプも多いのでいろいろと便利に活用することもできます。

また、浴室のドアを折り戸にすると、出入りも楽になります。

ドアも開閉しやすいタイプに変更するもの一つの方法

浴室のドアの他にも、お部屋のドアはノブタイプよりレバータイプやプッシュプルタイプのほうが握りやすく、力を入れずに開閉しやすくなります。玄関は指紋や顔認証によるスマートロックドアなどもあり、鍵の出し入れなしでスムーズに出入りできるのでおすすめです。

シニアリフォームは、条件により介護リフォームの補助金が使えます

介護保険では「要介護1~5」か「要支援」の認定を受けなければなりませんが、リフォーム対象工事にかかる費用が上限20万円(1割自己負担)で支給されます。

例えば、改修費用10万円の場合、9万円が給付され、1万円が自己負担となります。

※費用が20万円に達するまで何度でも申請可能です。

また、各自治体によって「高齢者住宅改修費支援制度」「障害者住宅改造費助成制度」などがあります。

助成額や条件などが各市町村によって異なるので、適用条件や補助金額など詳しくはお住まいの各市町村の自治体窓口へお問合せしてみてください。

 

いかがでしたでしょうか。ちょっとの小さなリフォームでも、高齢の方にとって転倒などのリスクが大きく軽減されるリフォーム、ぜひこの機会にいろいろ調べてみてくださいね。

加藤工務店は明日8月11日から15日まで夏季休業をいただきます。

皆さまもよい夏休みをお過ごしくださいませ!

 

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