和室を洋室にリフォーム!知っておきたいポイントをご紹介
こんにちは、加藤工務店です。
新年あけましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
2024年の幕開けは痛ましい災害や事故が続き、心が痛みます。被害に遭われた皆様には、心よりお見舞いを申し上げますとともに、1日も早く皆様の安心と復興を心よりお祈り申し上げます。
さて、今回は「和室を洋室にリフォーム」をテーマにお届けしていきたいと思います。生活スタイルの変化などによってご自宅で持て余している和室空間があるという方は、洋室へリフォームするのも一つの手です。ぜひ参考にしてみてくださいね。
和室を洋室にするメリットは?
※画像はイメージです
使いにくかったり、使用頻度が減っていたりする和室を洋室に変えるとどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
□掃除が楽になり、ダニやカビも発生しにくくなってメンテナンスがしやすい
□畳や襖の張替えの費用が必要なくなる
□家具の痕が残りにくくなる
□リビングなどの隣接する空間との一体感が生まれる
□洋室は模様替えなどがしやすく、使わなくなった部屋に既存の家具を移動して書斎や寝室にチェンジしやすい
□バリアフリーにできるので高齢者が生活しやすくなる
リフォームの前に知っておきたい「和室と洋室の構造」
和室と洋室には構造の違いがあるのをご存知でしょうか。
和室の場合、畳に厚みがあるので、床底が床面よりも低い位置にあります。畳からフローリングへの張り替えでは、畳が敷かれていた場所を底上げする工事が必要です。
また、和室の壁は柱が壁から露出した真壁(しんかべ)が多く、洋室の壁はフラットな大壁(おおかべ)が採用されていいることが多いです。
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和室を洋室にリフォームするときに、壁のクロスを張り替えるのであれば、真壁の柱の上からベニヤを張り、そこから石膏ボードを張ってフラットにしたうえでクロスを張る場合も多いです。このとき、真壁の露出した柱以外にもベニヤ板を固定するための下地を入れる工事が必要になることも。
その他にも、床材や畳の強度の違いから防音性能に差が出たりする場合があります。
※画像はイメージです
このように構造の違いにより、どんな工事が行われるかを知ったうえで、
□どのレベルまでを求めるのか
□どのグレードの材料を使うのか
を検討しましょう。
下準備がどこまで必要なのか、事前にプロにしっかりチェックしてもらいましょう。
リフォームの予算や工期は?
所要日数は、施工面積の広さ、内容、場所、使用する材料によって大きく変わりますが、和室を洋室にリフォームするパターンと費用相場の目安は次のとおりです。
□畳をフローリングへ変更:約9万円〜20万円台前後
□床・壁・天井を張替えて洋室へリフォーム:約25万円〜40万円台前後
□和室全体を解体して完全な洋室へリフォーム:約75万円〜100万円台前後
畳をフローリングへ変更する場合、簡単なもので2日前後で終了する場合もありますが、和室全体を解体して完全な洋室へリフォームするなど大掛かりなものは1週間以上要する場合もあります。
補助金などは使えるの?
高齢の方のいるお宅の場合、介護保険で補助金が申請できる場合があります。
畳からフローリングへのリフォームの場合、「滑りの防止及び移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更」に該当した場合は、工事費用の7~9割(上限20万円)補助されることもあります。
条件等もありますので、詳しくは各自治体やケアマネジャーなどにお問い合わせを。
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和室から洋室へのリフォームは施工の内容や範囲が幅広いため、費用面も大きく変わってきます。ご家庭にとって適切なリフォームをしっかりと事前に考えておくことが大切です。
ご不明な点があれば、お気軽にご相談くださいね。